生活と環境(2015年12月号)

【特集】貯水槽水道の新たな役割とは

 国民の多くがマンションやビルで一日を過ごす今日、飲料水、生活用水は、貯水槽を経由して使われることが多く、その検査、清掃などの適切な管理が重要です。貯水槽は全国に110万基あり、法的な規制対象となる簡易専用水道でも20万基を数えます。その管理責任は、設置者、管理者にありますが、その理解が十分ではなく、地方自治体が啓発に努めている状況です。
 その一方で、東日本大震災を受け、災害時の応急給水の供給について適切な方策の確立を迫られる地方自治体では、地域の手近な施設である貯水槽水道を災害時の応急給水源の一つとしてみる動きもあり、新たな役割への期待の声が挙がっています。
 本特集では、貯水槽水道の出発点と現状、これからの在り方等を確認し、新たな役割を展望します。

■貯水槽水道に係る制度及び管理の状況と課題について
川 博康(厚生労働省)

■大規模災害時における貯水槽水道の活用の実際
早川 哲夫(前 麻布大学大学院)

■ランキング表示制度の意義と今後の展開
青木 隆生(全国給水衛生検査協会)

■貯水槽水道の清掃について
竹内 彌吉、佐藤 佳雄(全国建築物飲料水管理協会)

■貯水槽水道における給水タンク業界の動向
平田 正幸(貯水評価研究所)

■東京都水道局における貯水槽水道の適正管理に向けた取組み
都丸 敦(東京都)

■横浜市における小規模受水槽水道等衛生対策事業の評価と今後の課題
本間 豊(横浜市)

■京都市における貯水槽水道の衛生行政の取組状況について
久野 陽香(京都市)


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